看護学生・看護師生活を経て心身ともにぶっ壊れた話②完結
こんにちは、ぐみです☺︎
今回は地獄のような看護学生生活を経たあとの看護師編を書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら↓
晴れて看護師に!ただただ仕事を必死にこなす日々
国家試験合格後、晴れて看護師となった私はとある急性期病棟で働き始めます。
看護師の仕事は想像以上に厳しく、毎日現場は戦場のよう。
慣れない業務、鳴りやまないナースコール、認知症患者さんからの心無い言葉や暴力(殴る蹴る噛まれるは日常茶飯事)、次々と来る入院、突然すぎる検査指示、終わらない記録、迫りくる申し送り時間…
バタバタと病棟内を走り回り、あっという間に一日が終わります。
休憩もほぼとれずに動き回り、帰宅後は何をする気力もなくベッドにダイブして死んだように眠る日々。
とにかく毎日必死でした。
そんな生活を続け、少しずつ業務に慣れてきた2年目のとある日…
突然すぎる部署移動。徐々に心身がぶっ壊れていく。
人手が足りないという理由で2年目にして突然全く違う部署にとばされることに。
そこで環境がガラッと変わり壊滅的に性格の合わない先輩看護師さんや先生によって、ギリギリを保っていた私のメンタルが崩壊していきます。
具体的には…
- 肌が異常に荒れ始める
- 片耳が聞こえなくなる(耳鼻科で診てもらったらメニエール病でした。)
- 常に吐き気。えづきが止まらなくなり度々トイレに駆け込みながら仕事をするようになる
- シンプルにご飯が食べられない、何をしても楽しくない
- 仕事中のふとした瞬間に涙が出てくる
- 過呼吸を起こし倒れることも
様々な不調が出始め、しまいには出勤前に吐くようになってしまったため、『このままだと本当にヤバい』と思い始め心療内科に駆け込みました。
もらった大量の薬を飲みながらフラフラと仕事に向かう日々。
ここまでになりながらも、簡単に仕事を辞められないのには理由がありました。
看護師及び看護学生さんは分かると思いますが、看護師には【お礼奉公】という制度があります。
~お礼奉公とは~
看護師の養成制度として、病院等に看護学生として勤務しながら看護師資格を取得する制度があり、看護師資格取得後、当該病院等で何年間か勤務を約束させることを、「お礼奉公」と言っています。
つまり、『学費は病院が肩代わりしますよ~本当は返済してもらわなきゃいけないけどうちの病院で〇年働いてくれたらチャラにしますよ~』みたいなこと。
わたしもこの制度で専門学校の学費を負担してもらっていたため、そう簡単に辞めることが出来ませんでした。(お礼奉公期間中に退職したら全額返済となってしまいます)
ただただお礼奉公期間終了だけを目指しながらなんとか仕事を続け、終了後は結婚を理由にすぐさま退職。
一時期は本当にボロボロの状態でしたが、幸い助けてくれる先輩や上司の方はいたので何とか乗り越えることができました。
一番大事なの自分の身体。辛かったら逃げてもいいんだよ!
当時を振り返ると、とてもまともな状態ではなかったと思いますし、患者さんもこんなボロボロの看護師にお世話されたくないと思います…
お金と自分の身体を天秤にかけたとき、大事なのは言うまでもなく自分の身体です。
無理をしすぎて病気になってしまったほうが後々大変なことになって、お金もかかりますしね…
こんな当たり前のことにも、当時の私は気付くことが出来ませんでした。
周囲から色々言われても、辛い状況で判断がバグってしまった当事者はなかなか気付けないものです…
今、辛くてしんどいのに心身に不調が出てまで働いている方がもしいたら。
お金やキャリアや将来の安定性を考えると尻込みしてしまう気持ちはとてもよく分かりますが、本当に辛いときは【今の自分】としっかり向き合って逃げる選択をしてもいいと思います!
良い看護師さんは自身の健康な身体あってこそですよ^^
今回もネガティブなことばかり書いてしまいましたが、看護師はとてもやりがいのある仕事です。学ぶことも多くありましたし、看護師になったからこそ出会えた人との素敵な思い出もたくさんあります。
そして何より、取った資格は一生ものです!
良いところも悪いところも含めて、現在悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
長くなりましたが、わたしの看護学生・看護師時代のお話は以上です。
今後は国家試験の勉強法や辛い時期を乗り越えるためにやっていたことなど、具体的なお話もしていこうかなと思います。
前回同様暗すぎる内容なので、ほんわかした絵で締めておきます。笑
水仙をモチーフにしたイラストです。お好きに使ってください^^
最後までご覧いただきありがとうございました❁
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